騎乗姿勢

騎乗姿勢

騎乗姿勢

騎乗姿勢には、それぞれの運動目的に合わせていくつかのスタイルがある。

ブリティッシュ馬術の場合、大まかに分けて馬場馬術姿勢であるディープシーと障害馬術姿勢であるライトシートorハーフシートである。

ただし、どちらであっても基本姿勢はかわらず、基本姿勢を元に目的に応じた上体の前傾角度その他の工夫をしているものである。

基本姿勢

基本姿勢は、ディープシートに極めて近い。

リラックスした状態で、肩・腰・踵が地面と垂直な一本の線で結ばれる位置に配置される。

鐙は、涌泉(親指の付け根の辺り)・指の付け根の足で一番太い部分で踏み、自然と踵が下がるように踏み、馬体と垂直をなす。

この時のつま先は、概ね15度~30度ほど外を向くようになる。

体型・骨格・鐙の長さなどにより個人差はあり、若干踵が垂直線よりも前方に来ることや、つま先が外を向きがちになること、踵があまり下がらないこともあるが、それによる馬への影響や人が身体のどこかの自由を失っていないかなどの面からよく見て判断する必要がある。

情報

上体の角度

垂直・鉛直(ディープシート・天神乗り)/15~30度の前傾姿勢(軽速歩ライトシート・低い障害飛越)/強い前傾姿勢(高い障害飛越・モンキー乗り)

鐙の長さ

指先から脇の下までの長さ(鐙革の付け根の金具から鐙の下部まで)/を自然に精一杯下げた状態で鐙の下部がくるぶしに当たるかくるぶしの直下にくるかの所

つま先の角度

30度ほど外に開く(『馬術讀本』)/15度ほど外に開く(「ハンターシート馬術」)/つま先を内にする

位置

踵が腹帯の直後で脹脛がほぼ腹帯部分(通常の推進脚位置)

手首は内にも外にも返さず腕から手の甲までまっすぐ。

伏せることなく、手のひらを上にすることもなく、を立てて、親指が垂直より少し内になる程度にする。

両手の親指の間が5~8cmの距離にある状態に置く。

前腕~手綱

肘からハミまでが一直線になるように置く。

肘は曲げすぎず伸ばしすぎず、自由に使えるところにある。

頭・目線

馬の耳の間から前を見る。頭を前後に落とすことなく安定させて目線で周囲を把握する。

障害などで、横を見なくてはならないときは、頭を体軸からずらさないように注意が必要。

身体につきすぎず離れすぎず、自然に力を抜いて腕を垂らした位置を基本とする。


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