ピルーエット

ピルーエット

運動中の後肢旋回。主に駈歩で行われるが、速歩常歩でも行われる。

通常、単にピルーエットといった場合には一周であり、半周をハーフピルーエット、二周をダブルピルーエットという。


定義

3.ピルーエット(ハーフ・ピルーエット)は、馬体の長さに等しい半径で二蹄跡にて行われる360度(180度)の旋回であり、前躯は後躯の周りを旋回する。

3.1 ピルーエット(ハーフ・ピルーエット)は通常、収縮常歩収縮駈歩で行われるが、ピアッフェで行うことも可能である。

3.2 ピルーエット(ハーフ・ピルーエット)では、前肢と外方後肢は軸となる内方後肢の周りを旋回するもので、内方後肢は地面を離れる度に同じ位置か僅かに前方へ着地しなければならない。

3.3 如何なる運歩ピルーエット(ハーフ・ピルーエット)を行う場合でも、馬は旋回する方向へ僅かにベンド屈曲)し、軽いコンタクトで「オン・ザ・ビット」の状態を維持しながらスムーズに旋回し、正しいカダンスと当該運歩での正しいの運びを維持しているべきである。運動全体を通しては一番高い位置に保たれている。

3.4 ピルーエット(ハーフ・ピルーエット)を行っている間、馬はインパルジョン推進力)を維持しており、僅かでも決して後退、或いは横にずれることがあってはならない。

3.5 ピルーエット或いはハーフ・ピルーエットを駈歩で行う場合、騎手は一層の収縮を求めながら馬の完璧な軽快さを維持するべきである。後躯は十分にエンゲイジメントして低下し、関節は十分な屈伸を示している。この運動の重要な点は、ピルーエットを行う前と後の駈歩ストライドである。ピルーエットを行う前に、ストライドが闊達さと真直性収縮度を増し、また踏歩しながらもバランスを維持しつつピルーエットを完成させることに特徴づけられる。

3.6 ピルーエット(ハーフ・ピルーエット)の良否はその柔軟性と軽快さ、カダンス、整正さ、及び移行における精度と滑らかさによって評価される。駈歩のピルーエット(ハーフ・ピルーエット)もバランスの良さや前躯の起揚、飛躍の歩数(ピルーエットでは6~8歩、ハーフ・ピルーエットでは3~4歩が望ましい)が評価の対象となる。

* equestrianグループキーワード:ピルーエット